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西大寺鉄道 その7 〜原尾島駅から百間川へ〜 [廃線跡探訪]

 やがて線路跡の街路は新しいマンションにぶつかって途切れ、Y字状に北向きの街路と東向きの街路とに分岐します(いずれも線路跡とは無関係)。なお、このマンション名が「両備グレースマンション」であることから、両備グループが鉄道用地をマンション用地に転用したことは明らかです。ただ、このマンションの住人のうち一体何人が、かつてここに列車が走っていたことを知っているでしょうか。

※写真=中国銀行の向い側の駐車場手前から、両備グレースマンションを北東望。マンション手前の街路に原尾島駅がありました。

 マンションの北東側では鉄道の痕跡は消失しており、南北に流れる水路に残っていたはずの橋台も、護岸工事の際に撤去されたのか、残っていませんでした。しかし水路の東側に、不自然に取り残された三角地があり、雑草が生い茂っていました。この三角形の1辺南西-北東方向に走っていること、またこの辺を南向きに延長すると先刻のマンションに到達することを考えると、この三角地が線路敷であったと考えられます。

 不整形でかつ面積も中途半端であるため宅地として売却できなかったのでしょうか。岡山市に収用されたのか、いや、もしかするとまだ両備の社有地のまま残っているのかも知れません。

 この三角地の北東に家が1軒建ち、さらにその北東は住宅地内の街路の交差点になっていて、百間川の土手から移設された常夜燈が設置されていました。
この交差点から北東に伸びる街路があり、この街路か、もしくはその街路の南側に沿う家並みのいずれかが線路跡です。

※写真=線路跡が横切る交差点に残る常夜燈。奥に向かう道路(線路跡?)の突き当たりに見える緑地が、百間川の堤防です。


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